15世紀中頃、全国に先駆けて関東で戦国時代の幕が明けました。そのなかで千葉氏では、宗家の滅亡と新宗家の成立、千葉から本佐倉への本拠の移動という大きな政治的変動を経験します。
従来、この事件は千葉氏の衰退を示すものという「マイナスイメージ」で語られてきましたが、近年の研究成果によって、千葉氏の動向が、関東の戦国時代のきっかけとなった「享徳の乱」と連動していること、戦国時代の関東武家社会における千葉氏の地位が高く、その勢力も依然として強力であったこと、本佐倉への本拠移転も、古河公方対関東管領という当時の関東地方の政治情勢に沿った戦略的意味があることなどが明らかになってきました
本講座では、戦国時代初期の千葉氏の動向について「享徳の乱」の勃発とその影響という関東戦国史の大きな枠組みを通して紹介します。これにより、同氏の宗家交代と千葉からの本拠地移転についてその本質を見直し、従来からのイメージを脱却した新たな千葉氏像を示していくことで、2026年に千葉開府900年を迎え、千葉氏の啓発に資することができればと考えています。
1 日時
1月20日(土)13:00~16:00
2 会場
千葉経済大学2号館大講義室(2-101教室)
3 演題及び講師
(1)講演1
ア 講師
長塚孝氏(馬の博物館 学芸員)
イ 演題
享徳の乱―軍記物語と史実を考える―
(2)講演2
ア 講師
遠山成一氏(千葉経済大学講師)
イ 演題
享徳康正の変と千葉氏宗家の交代
4 募集人数
200人(応募多数の場合は抽選)
5 某集方法
令和5年年12月24日(日)から令和6年1月7日(日)までに、本電子申請または往復はがき
(1月7日(日)当館必着)でお申込みください。
※往復はがきの申込みの場合は、
往信用はがきに
「講座名」「申込者氏名(フリガナ)」「郵便番号」「住所」「年齢」「電話番号」
返信用はがきに
「返信用の宛先」
をそれぞれご記入ください。