読み聞かせは楽しんでいたのに、一人で読むのは苦手、という子どもは意外と多いもの。
一人読みで読書が楽しめるようになるまで、周りの大人はどのようなサポートを行えばよいのでしょうか。
午前中の講義では、読書の楽しさを知ってもらうために、子どもにぜひ届けたい絵本や、物語への橋渡しとなる幼年文学について、経験豊富な講師から学びます。午後の実習では、子どもに物語を届ける有効な方法のひとつである「物語のなぞり聞かせ*」について、グループワークを通じて学びます。
*「物語のなぞり聞かせ」は、講師の造語。指で文章をなぞりながら物語をゆっくり読み聞かせ、句点(。)で聞き手の様子を見る、読み聞かせの方法。
1 日時
令和7年11月15日(土)
10:00~12:00 講義(一人読みへのサポートの仕方、幼年文学について)
13:15~15:15 実習(講師による実演、物語のなぞり聞かせのグループワーク)
受付は、各講座開始30分前から行います。
2 講 師
尾野 三千代 氏
3 会場
香川県立図書館 2階 視聴覚ホール
4 対 象
・公共図書館・学校図書館の教職員及びボランティア
・講座の内容に関心のある県民
大人の方を対象とした講座です。お子様とご一緒の参加はご遠慮ください。
5 定員
各回60名
6 参加費 無料
7 グループワークで使用する本について
次の6タイトルを使用します。(グループによって、使用する本は異なります)
テキストは当館でご用意しますので、持参の必要はありません。
・「さきざきさん」『かもとりごんべえーゆかいな昔話50選』稲田和子/編 岩波少年文庫より
・「バッタとカタツムリ」『こんどまたものがたり』ビセット/作 木島始/訳 岩波書店より
・「狼おじさん」『みどりの小鳥ーイタリア民話選」カルビーノ/作 河島英昭/訳 岩波書店より
・「腰折れすずめ」稲田和子/再話『おはなしのろうそく16』東京子ども図書館より
・「お月さまの話」ニクレビチョバ/作 内田莉莎子/訳 『おはなしのろうそく25』東京子ども図書館より
・「びんぼうこびと」内田莉莎子/再話 『おはなしのろうそく26』東京子ども図書館より
8 その他
・講義と実習の両方受講が望ましいですが、どちらかのみの受講も可能です。
・記録および図書館の広報のため、当日は写真撮影を行いますので、ご了承ください。
・申し込みの際にいただいた個人情報は、本講座の運営以外には使用いたしません。