山の洲文化財交流事業は、フォッサマグナ(糸魚川・静岡構造線)でつながる新潟・長野・山梨・静岡の中央4県が連携し、それぞれの地域で育まれた特徴ある文化財を活用し、その魅力を広く発信する取り組みです。
令和3年度に静岡県と山梨県の2県ではじまり、令和4年度に長野県、そして令和5年度から新潟県が加わりました。
今年度、新潟県では「甲斐・佐渡の金山と日本の鉱山文化:武田、上杉そして徳川へ」と題したシンポジウムを開催します。
昨年世界遺産に登録された「佐渡島の金山」の価値の根幹である伝統的手工業による金生産技術のルーツである甲斐と最終的な姿である佐渡を対象としながら、戦国期から江戸時代の日本の鉱山技術の特色やその時代背景としての世界の情勢などを探ります。
■日 時:令和7年9月13日(土) 13:00~17:00 受付開始12:30
■会 場:上越市民交流施設高田城址公園 オーレンプラザ ホール
■内 容
<報告>
「佐渡島の金山」の技術と文化 小田由美子(元新潟県世界遺産登録推進室長)
甲斐金山の技術と文化 小松美鈴 (甲斐黄金村・湯之奥金山博物館学芸員)
<特別講演>
世界的に見た日本の金山の技術と文化
鈴木一義(国立科学博物館名誉研究員)
<パネルディスカッション> 甲斐・佐渡の金山と日本の鉱山文化:その特質・背景
シンポジウム会場にて、鉱山絵巻・当時の測量道具等を展示します。